転勤族の看護師はどう働く?私が「働き方」を考え直した理由
「夫の転勤が決まった。仕事、どうしよう?」
転勤族の看護師や助産師なら
一度はこんな悩みを抱えたことがあるのではないでしょうか。
看護師は資格があるから、引っ越しても仕事は見つかる
私も以前は、そう思っていました
でも実際に夫の転勤で仕事を辞め
関東から東北へ引っ越してみると
想像していた以上に「働き方」について考えることになりました
仕事があるかどうかだけではありません。
- 子どもとの時間をどうする?
- 収入はどうする?
- 転勤のたびに仕事を辞めるの?
- キャリアはどうなる?
- 正社員、パート、派遣……どれを選べばいい?
私は、転勤をきっかけに初めて
「仕事を探す」のではなく、「自分と家族に合う働き方を考える」ことが大切なんだ
と気づきました。
この記事では、転勤族として実際に仕事を辞めた私の経験と
そこから考えた「転勤族看護師の働き方」についてまとめます
転勤族になって、私は一度仕事を辞めました
夫の転勤が決まり、私はそれまで働いていた仕事を辞めることになりました
それまで暮らしていた関東から、東北へ
知らない土地への引っ越しです
土地勘もありません
新しい人間関係もありません
子どもの手続きなど、やらなければならないこともたくさんありました
そして何より精神的に大きかったのが
仕事を辞めることで収入がなくなること
それまで当たり前に入ってきていたお給料がなくなる
これは、思っていた以上に大きなことでした。
「子どもが小さいうちは、そばにいてあげたい」
そんな気持ちもありました。
特に1人目の子育てでは、今より時間にも余裕がありました
子どもの成長を近くで見ていたい
3歳くらいまでは一緒に過ごしたい
そんな気持ちがあったのを覚えています
でも、仕事をしなければ、その間は自分の貯金を切り崩して生活することになります
そこで、
「私は、本当に仕事を辞めたいんだろうか?」
と考えるようになりました。
「子どもといたい」と「働きたい」の間で揺れました
私は子どもが大好きです
だから、子どもとの時間は大切にしたい
でも同時に、私は仕事も好きでした
助産師として、赤ちゃんやお母さんたちの力になりたい
誰かの役に立てることにやりがいを感じていました
だから
「子どもと一緒にいたい」
「でも働きたい」
この2つの気持ちが、私の中に同時にありました
どちらかを選ばなければいけないような気がして
「子どもが小さいのに働くのはどうなんだろう」
と考えたこともあります
でも今振り返ると、
子どもとの時間を大切にすることと、自分が仕事をすることは、必ずしも反対ではなかった
と思っています
問題だったのは
「働くか、働かないか」
ではなく
「どんな働き方なら、今の自分と家族に合うのか」
だったんです
転勤先で「看護師ならどこでも働ける」とは限らないと知った
そして、もう一つ私が驚いたことがあります
それは、地域によって看護師の給与や求人条件がかなり違うことでした
関東で働いていたときの感覚で
「看護師なら、どこへ行ってもそれなりに働けるだろう」
と思っていた私は、転勤先で求人を見て驚きました
特に給与面。
「こんなに違うんだ……」
と感じたことを覚えています。
もちろん、給与だけが仕事を選ぶ基準ではありません
子どもとの時間、通勤時間、勤務時間、職場の人間関係、仕事内容
大切にしたいことは人それぞれです
でも、転勤族の場合
「今までと同じ条件の仕事を、次の土地でも見つけられる」とは限らない
これは、実際に転勤を経験したからこそ感じたことでした
転勤族看護師には、どんな働き方がある?
では、転勤のある家庭で看護師として働く場合、どんな選択肢があるのでしょうか。
ここでは代表的な働き方を5つ紹介します。
① 正社員として働く
病院やクリニック、施設などで正社員として働く方法です。
メリット
- 安定した収入を得やすい
- 社会保険などの福利厚生を受けやすい
- キャリアを積みやすい
- 教育制度が整っている職場も多い
一方で、夫の転勤があるたびに転職が必要になる可能性があります
また、子どもが小さい時期は夜勤や残業、勤務時間との両立が負担になることもあります
「正社員だから良い」「パートだから悪い」ではなく、今の家庭状況に合っているかで考えることが大切です
②パートとして働く
勤務日数や時間を調整しやすいのがパートのメリットです
例えば、
- 子どもが幼稚園や保育園に行っている時間だけ
- 午前中だけ
- 週3日程度
- 夜勤なし
など、自分の生活に合わせて働ける場合があります
子育てとの両立を優先したい時期には、選択肢の一つになります
ただし、正社員と比べて収入や福利厚生、キャリア形成などが異なる場合があるため、条件を確認することが大切です
③ 派遣看護師として働く
派遣という働き方も、転勤族看護師が検討できる選択肢の一つです
契約期間や勤務条件を確認しながら働くため
「夫の転勤があるから、長期で一つの職場に勤め続けるのが難しい」
という人にとって、選択肢になる場合があります
ただし、派遣先や契約期間、仕事内容などは求人によって異なります
「転勤族だから派遣」と決めつけるのではなく、自分の希望条件と合うかを確認することが大切です
④ 単発・スポットで働く
健診やイベント、短期間の仕事など、単発で働く方法もあります
「今月は子どもの予定が多いから少なめに」
「引っ越してすぐだから、まずは短期間だけ」
というように、生活に合わせて働きたい場合に検討しやすい働き方です
一方で、毎月安定した収入を得たい場合には、単発だけでは不安が残ることもあります
※地方だと単発の仕事がないこともあるので、住んでいる場所によります
⑤ 場所に縛られにくい仕事を作る
そして、私が転勤を経験してから強く意識するようになったのが
「住む場所が変わっても続けられる仕事」
という選択肢です
例えば、オンラインでできる仕事や
自分の資格・経験を活かしてサービスを提供する働き方など
もちろん、誰にでも簡単にできるものではありません
収入が安定するまでに時間がかかることもあります
私自身も、最初からできたわけではありません
でも、
「転勤したら、また仕事を探し直す」
という働き方だけではなく
「転勤しても続けられる仕事を少しずつ作っていく」
という考え方があることを知ったのは、大きな転機でした
「資格を持っていること」を強みに変えたいと思った
子育てをしながら、私は改めて自分のこれまでを振り返りました
私は看護師、助産師として働いてきた
そして助産師として、お母さんや赤ちゃんに関わってきた
妊娠・出産・子育てについて学んできた
だったら
この経験や資格を、もっと自分の働き方に活かせないだろうか
そう考えるようになりました
子どもがいるから働けない
転勤族だからキャリアを積めない
そう決めつけるのではなく
今の生活に合わせて、働き方そのものを考え直してみる
その考え方が、私にとっては大きかったんです
転勤族だからこそ「働き方を選べること」が大切
転勤族の看護師、助産師にとって、働き方に正解はありません
正社員が合う人もいる
パートが合う人もいる
派遣や単発が合う人もいる
そして、資格や経験を活かして、場所に縛られにくい働き方を目指す人もいる
大切なのは
「転勤族だから仕方ない」
と諦めることではなく
「今の自分と家族にとって、どんな働き方なら無理なく続けられる?」
と考えてみることだと思います
私自身、転勤を経験するまでは
仕事を辞めることを「キャリアが途切れること」のように感じていました
でも今は
働き方は一度決めたら終わりではなく、ライフステージに合わせて何度でも選び直していい。
そう考えています
・転勤
・妊娠
・出産
・子育て
・家族の状況
・自分の気持ち
・生活
が変われば、働き方を変えてもいい
そして、変えることは「諦めること」ではない
それが、転勤を経験した私が今伝えたいことです
まとめ
「転勤族だから」ではなく
「私だからできる働き方」を考える
転勤族の看護師は、引っ越しのたびに仕事について考える必要があります
でも、選択肢は一つではありません
- 正社員
- パート
- 派遣
- 単発・スポット
- 場所に縛られにくい働き方
それぞれにメリット・デメリットがあります。
だからこそ、
「看護師だからこう働く」ではなく、
「今の私と家族には、どんな働き方が合う?」
という視点で考えてみてほしいと思います
私自身も、転勤をきっかけに働き方について悩み、迷い、考え直しました
そして、その経験が今の私の仕事やキャリアにつながっています
転勤族でも、子育て中でも、キャリアを諦めなくていい
働き方は、何度でも選び直せる
この記事が、そんなふうに考えるきっかけになれば嬉しいです。