転勤族助産師の仕事探し~ 失敗しないためのポイント~
新しい土地での生活が始まるとき
気になることのひとつが仕事探しではないでしょうか
「引っ越し前から仕事を探したほうがいい?」
「転勤先が決まる前に、求人を調べておくべき?」
「子どもが小さいけれど、引っ越してすぐ働けるかな?」
転勤族の看護師や助産師にとって
仕事探しを始めるタイミングは悩ましいものです
早めに求人を調べておきたい気持ちはあるけれど
転勤そのものがなくなる可能性もあります
引っ越した後も、土地勘のない場所で保育園や病院を探しながら
仕事のことまで考えるのは簡単ではありません
私自身、夫の転勤を経験するなかで
仕事探しは求人を見つけるだけではないと感じてきました
新しい土地で生活を整えること
地域の情報を集めること
自分や子どもが実際にその場所で過ごしてみること
そうした時間も、これから働く職場を考えるうえで大切だと思っています
この記事では、転勤族の看護師・助産師が仕事探しを始めるタイミングと
引っ越し前後に確認しておきたいポイントを紹介します
転勤族看護師の仕事探しはいつから始める?
私がおすすめしたいのは
転勤の可能性が出たら情報収集を始め
転勤が確定してから本格的に仕事探しを進めることです
ただし、実際に動き始めるタイミングは
転勤先や家族の状況、希望する働き方によっても変わります
まずは、転勤の段階ごとに何をするか整理してみましょう
① 転勤の可能性が出た段階:情報収集を始める
「もしかしたら、次はこのあたりに転勤になるかもしれない」
そんな話が出たら
私はその地域にどんな病院や職場があるのか
少しずつ調べておくとよいと思います
例えば、次のようなことです
- 地域にどんな病院やクリニックがあるか
- 看護師・助産師の求人が出ているか
- パートや日勤のみの求人があるか
- 保育園や幼稚園はどのくらいあるか
- 自宅の候補地から職場まで通勤できそうか
この段階では、応募先を決める必要はありません
まずは、転勤先の候補地にどんな選択肢があるのかを知ることが目的です
特に、助産師として働きたい場合や
夜勤なし・短時間勤務など希望する条件がある場合は
地域によって求人の数や勤務条件に違いがあるかもしれません
早めに調べておくことで
「この地域では希望する条件の求人が少なそう」
「少し範囲を広げて探す必要がありそう」
といったことにも気づけます
ただし、転勤先が確定していない段階では
応募を急がなくてもよいと思います
転勤の話が流れる可能性もあるからです
私なら、この段階では求人サイトなどを見ながら
地域の情報を集めることを優先します
② 転勤が確定した段階:本格的に仕事探しを始める
転勤が正式に決まったら、具体的に仕事探しを進めていきます
この段階では、引っ越し先や通勤できる範囲が
少しずつ明確になってくるため求人も絞り込みやすくなります
確認したいのは、次のようなことです
- 引っ越し先から通える職場はどこか
- 希望する勤務日数や時間で働けそうか
- 子どもの預け先を確保できそうか
- いつから働き始められそうか
- 転勤先の地域で求人を探す方法は何か
ここで大切なのは、求人を探すことと同時に
自分や家族の生活を考えることです
例えば、引っ越し後すぐに働き始めたい場合は
保育園の入園時期や通勤時間なども含めて考える必要があります
一方で、子どもが小さく、まずは生活を落ち着かせたい場合は
少し時間を取ってから仕事を探す選択肢もあります
転勤が決まったからといって
必ず引っ越し前に仕事を決めなければいけないわけではありません
自分の家族にとって
どのタイミングが無理なく働き始められるかを考えてみましょう
③ 引っ越し後:地域を知りながら職場を探す
引っ越しが終わったら、いよいよ新しい土地での生活が始まります
でも、引っ越し直後は、想像以上にやることが多いものです
住所変更などの手続き
子どもの保育園や幼稚園のこと
生活用品の準備
近所のお店や病院を探すこと
大人にとっても慣れない環境ですが
子どもにとっても大きな変化です
だからこそ、私は引っ越してすぐに仕事を決めることだけを
優先しなくてもよいと思っています
まずは、自分や子どもが新しい環境に慣れることも大切です
もちろん、収入の都合などで早めに働く必要がある家庭もあると思います
その場合は、生活の準備と仕事探しを並行して進めていきましょう
大切なのは、周りと比べて焦ることではなく
自分たちの生活に合ったペースを考えることです
引っ越し前にやっておきたい3つのこと
転勤が確定したら、引っ越し前にできることを進めておくと
引っ越し後の仕事探しがスムーズになります
1.希望する働き方を整理する
まずは、どんな条件で働きたいのかを整理しておきましょう
例えば、子育て中なら次のような条件が考えられます
- 週に何日働きたいか
- 何時から何時まで働けるか
- 夜勤はできるか
- 通勤にどのくらい時間をかけられるか
- 看護師・助産師として働きたいか
- パートや派遣など、どの雇用形態を希望するか
すべての希望が叶う求人が見つかるとは限りません
だからこそ
「絶対に譲れない条件」と「できれば叶えたい条件」を分けて考えるのがおすすめです
例えば、夜勤が難しい場合は、それを最初から譲れない条件にしておく
一方で、働く場所については病院だけでなく
クリニックや健診施設なども候補に入れてみる
このように整理しておくと
求人を見たときに自分に合うかどうか判断しやすくなります
2.転勤先の求人と通勤範囲を調べる
次に、転勤先の地域にどんな求人があるのかを調べてみましょう
求人サイトや看護師向けの転職サービスなどを利用すると
地域や勤務条件を絞りながら探せます
ただし、求人情報だけでは
実際に通いやすいかどうかまではわからないこともあります
地図で距離を確認するだけでなく
通勤時間や交通手段も調べておくと安心です
子どもの送迎がある場合は、職場までの距離だけでなく
保育園や幼稚園からの移動時間も考える必要があります
また、求人が掲載されていても、募集が終了していたり
希望する勤務条件では応募できなかったりすることもあります
気になる求人があれば、最新の募集状況を確認しておきましょう
3.保育園・幼稚園など、子どもの生活も調べておく
子育て中の仕事探しでは、職場だけでなく
子どもの生活環境も大切です
保育園や幼稚園の場所、入園の時期、預かり時間など
働くうえで必要な情報を確認しておきましょう
特に、引っ越し先で新たに保育園を探す場合は
希望する時期に入園できるとは限りません
自治体の窓口などで、申し込み方法や空き状況
必要な手続きについて確認しておくと安心です
仕事が決まってから預け先を探すのではなく
仕事と子どもの生活をセットで考えておくことが大切だと思います
引っ越し後にやっておきたい3つのこと
引っ越し前に求人を調べておくことも大切ですが
引っ越し後だからこそできることもあります
私が特に大切だと感じるのは、地域の情報を集めて、自分の目で確かめることです
1.まずは土地の情報を集める
知らない土地に引っ越してくると、最初はわからないことばかりです
どこに買い物に行けばよいのか
子どもが遊べる場所はどこか
病院はどこにあるのか
生活に必要な場所を知るだけでも
少しずつその土地での暮らしが見えてきます
仕事探しも同じです
求人情報だけを見て職場を決めるのではなく
実際にその地域で生活しながら、通勤のしやすさや周辺環境を知ることも大切です
例えば、地図では近く見えても、実際には道が混みやすかったり
子どもの送迎と通勤を両立するのが難しかったりすることもあります
生活してみて初めてわかることもあるのです
焦って仕事を決める前に、まずは新しい土地を知る時間を持つことも
長く働ける職場を選ぶための準備だと思います
2.保育園や幼稚園で知り合ったママたちに聞いてみる
引っ越し後、少しずつ知り合いが増えてきたら
地域の情報を聞いてみるのもひとつの方法です
例えば、保育園や幼稚園で知り合ったママたちに、こんなことを聞いてみます
「このあたりで、評判のよい病院ってある?」
「子どもが病気になったとき、みんなはどこに行っている?」
「この地域の病院って、どんな印象?」
実際にその地域で生活している人の話は
求人情報だけではわからないことを知るきっかけになります
もちろん、ひとりの人の話だけで職場の良し悪しが決まるわけではありません
同じ病院でも、診療科や働く部署、時期によって印象が違うこともあります
そのため、口コミはあくまで参考のひとつとして受け止めるのがおすすめです
それでも、地域で暮らす人の話を聞くことで
今まで知らなかった病院や施設を知ることができるかもしれません
仕事探しを通じて、地域のことを知っていく
そんな視点も大切だと思います
3.自分や子どもの受診を通して、実際に病院に行ってみる
地域の病院を知る方法としてもうひとつ考えられるのが
実際に自分や子どもが受診したときの印象です
もちろん、患者として受診したときの印象と
職員として働いたときの印象は同じではありません
それでも、受付や案内の様子、スタッフの対応、院内の雰囲気など
実際に行ってみなければわからないことがあります
例えば、困ったときに相談しやすそうか
説明がわかりやすいか、スタッフ同士がどのようにやり取りしているか
そうしたことを、自分なりに感じ取ることができます
ただし、一度受診しただけで職場の人間関係や働きやすさまで判断することはできません
あくまで、自分が感じた印象を
求人情報や職場見学などと合わせて考えることが大切です
実際にその場所に行って、自分がどう感じたか
その感覚も、これから働く場所を考えるうえで大事な判断材料のひとつだと思います
求人票の条件だけでなく「一緒に働く人たち」という視点も大切
仕事を探すとき、給与や勤務時間、休日などの条件はとても大切です
特に子育て中は、働ける時間や曜日が限られることもあります
でも、長く働くことを考えると、条件だけでは決められない部分もありますよね
どんな人たちが働いているのか
子育てと仕事を両立している職員はいるのか
困ったときに相談できる雰囲気なのか
自分の働き方について相談できそうか
こうしたことも、職場を選ぶうえで考えておきたいポイントです
求人票や口コミだけでは
職場の雰囲気をすべて知ることはできません
気になる職場があれば
職場見学が可能か問い合わせてみるのもよいでしょう
また、転職サービスを利用している場合は
担当者に職場の雰囲気や子育て中の職員の働き方について
確認できるか相談してみる方法もあります
ただし、担当者が把握している情報には限りがあるため
必要に応じて自分でも確認することが大切です
働きやすさは、勤務条件だけでなく
職場の環境や自分との相性にも左右されます
採用されることだけを目標にするのではなく
「自分もここで働きたいと思えるか」という視点を忘れずにいたいですね
転勤族看護師が仕事探しで失敗しないためのポイント
ここまで紹介してきた内容を、最後に整理します
①転勤が確定する前は、情報収集を中心にする
転勤の可能性が出た段階で、地域や求人を調べておくことはできます
ただし、転勤がなくなる可能性もあるため
確定する前から応募や退職などを急いで決める必要はありません
②引っ越し後の生活も含めて、働き始める時期を考える
新しい土地での生活に慣れることも大切です
子どもの預け先や通勤方法などを確認し
自分や家族に無理のないタイミングを考えましょう
③求人票だけで判断しない
地域の人から話を聞いたり、実際に病院を受診したり
職場見学を相談したりすることで
求人票だけではわからない情報を得られることがあります
ただし、口コミや受診時の印象だけで判断せず、複数の情報を合わせて考えましょう
➃自分の希望条件を整理しておく
勤務日数や時間、夜勤の有無、希望する仕事内容など
譲れない条件を整理しておくと、求人を比較しやすくなります
⑤ひとつの方法にこだわらない
求人検索サイト、ハローワーク、看護師向けの転職サービス
直接の問い合わせなど、複数の方法を組み合わせて探してもよいと思います
自分に合う方法を選びながら、無理なく仕事探しを進めましょう
まとめ
転勤族の仕事探しは、焦らず自分に合うタイミングで
転勤族の看護師・助産師が仕事を探すときは
引っ越し前から求人情報を集めておくことも大切です
ただし、転勤が確定していない段階では、まず情報収集を中心にする
転勤が決まったら、希望条件や通勤範囲
子どもの預け先などを整理して本格的に仕事探しを始める
引っ越し後は、新しい土地での生活に慣れながら
地域の情報を集めたり、実際に病院に行ってみたりして
自分に合う職場を考えていく
そんな進め方もひとつの方法です
転勤族の仕事探しは、地域によって求人の数も条件も違います
希望する仕事がすぐに見つからないこともあるかもしれません
それでも、焦って決めるのではなく
自分や家族にとって大切な条件を整理しながら
納得できる働き方を探していきたいですね
転勤があるからこそ、働き方を考え直す機会も増えます
そのたびに、自分の希望を大切にしながら
新しい土地での暮らしに合う仕事を探していけたらと思います
引っ越し前の情報収集から、具体的な求人探しまで
自分に合った方法を見つける参考になればうれしいです



